私は今まで転職活動を6回繰り返しています。
現在30歳で、一番長いのが6年半勤めている事を考えると、
残り5社は平均約1年程度しか勤めていません。
職歴は基本、接客業です埋まっていますが唯一異彩を放っているのが「調理師」という職業です。
今振り返っても調理師をしていたあの頃に戻りたくないですね(笑)
今回はそんな調理師について話していきたいと思います。
私が調理師を目指した理由
まず調理師を目指した理由はカッコいいから。
、、、今だったら全力で止めたいです(笑)
そしてよく私の両親もOK出しましたよね(笑)
私は高校生の時にレストランでバイトをしてまして、
元々ホール担当だった私から見るキッチン担当の人たちは輝いて見えたんです。
様々な「食材」が「料理」に変わっていく、
それを簡単に行っている姿がすごくカッコよかったのがキッカケでした。
まあ噛み砕いて話すとただ「料理が上手くなりたかった」だけかもしれません(笑)
調理師になるには
調理師免許という資格があります。
資格の受講資格、合格基準がありまして、
・2年以上飲食店の実務経験がある者が7科目の試験に合格する事。
・厚生労働大臣が指定した調理師養成施設を卒業する事。
調理師になる方法はこの2つあります。
私は後者を選び、高校卒業した後に調理師学校に通いました。
調理師学校は1年間の学校で、
ワイワイ楽しくゆる~く学んだ後に卒業し、県内の某ホテルに就職しました。
就職後
県内のホテルに就職したのは2007年。
当時は今よりもパワハラとか騒がれていなく、
ハラスメントが横行してました。
私は調理師学校時代に洋食コースを専攻していたため、
就職も洋食部門に入りました。
ちなみに調理師学校の卒業はかなり簡単で、
実際に就職してすぐの知識は素人に産毛が生えた程度。
そんなレベルがいきなりプロの世界なので、それはかなり苦労しました。
今もそうだと思いますが、調理師は「学ばせてもらっている」=修行の身です。
仕事は宿泊しているお客様の朝食の担当、それが終わるとホテル内レストランのサラダなどの担当、大体人員がいないので宴会や結婚式の仕込みやら仕上げもします。
シフト上は午前6時~午後3時までのシフトですが、そもそも間に合いません。
そもそも宿泊者の朝食を6時に作っては間に合いませんので、午前4時には先輩たちが出勤してきます。
修行の身の私はその1時間前の午前3時に出勤し、まな板や朝食で使う食材の準備を始めます。
もちろん帰宅時間は午後3時には帰れません。
レストランの客入り、仕込みの量、宴会がどれぐらい入っているかや内容によりますが、早くて退勤が夜8時ぐらい。遅くて午前0時。
また3時間後に出勤が始まるため、仮眠室で少し寝て仕事スタートとなることも。
いつも仕込みなどのキッチンは地下1階にありますが、宴会場は確か3階とかだったかな?
なにか足りない食材とかが出れば、
毎回ダッシュで階段を駆け下りて取りに行きます。
ちなみに食材などの仕込みなども常に立ちっぱなし。
一番ヤバいと思ったのが、休みの日に足が動かない時がありました。
看護師をしている友達に聞き、「足が動かない!」と相談すると足湯を薦められそれからは無事普段通り。
後にも先にもこの時だけです。
ちなみに先輩たちはめちゃ怖くて、怒られたときは鍋の蓋が飛んできました(笑)
あっ、言うの忘れてました。
この仕事していて手取り12万です(笑)
辞めたきっかけは料理長の言葉
かなりきつい日々を送っていましたが、
辞めなかったのは「親にも調理師学校のお金を出してもらったから」の一点だけでした(笑)
そもそも料理が上手くなりたいレベルで入りましたから(笑)
学校時代に臨時講師みたいな方が「やっぱり料理が好きだからこの仕事は辞められない」と話してくださってて、
そんな気持ちが無いとこの仕事は続けられないな~とぼんやり考えていました。
そんな事を考えている時に料理長から
「残業が多すぎると言われこれからもう残業出来ない。
ただ予約も多いから自分の事だけを考え定時に帰るか、
会社の事を考えサービス残業するか」的なことをやんわり言われました。
ちなみに月半ばぐらい(笑)
いま考えても、かなりやばいと思う(笑)
辞めようかと思っていたのと、
私の大先輩の手取りが17万とかだったので絶対続けられないと感じてました。
料理長からその話を受けた後はもうひどい事ひどい事(笑)
サービス残業を蹴ったのは私だけで、退職までかなりハブられながら仕事してた記憶があります。
私はこれから絶対に調理師に戻らないと覚悟したタイミングでしたね(笑)。
退職後
退職後なんやかんやで携帯ショップに勤めました。
そこで最大6名の部下を持たせて頂いて、
良い経験をさせてもらいました(笑)
学校卒業後、新卒で入った会社を約1年で辞めましたがなんとかやってます。
正直逃げてよかったと今でも思ってます。
今回、たまには自分の事を記事にしようかと思い、ブログに執筆してみました。
最後に調理師は素晴らしい職業だと思います。
料理で人を感動させる、喜ばせる仕事は素晴らしいし、もちろんその域に到達するまでに修行が大変。
でも本当に料理が好きじゃないと、職業にできないなと私は感じました。
もちろん他の職業でももっときつくてつらい職業もあるかと思います。
そんな方たちを本当に尊敬します。
もし私のような仕事で悩んでいる方は、
よく考えて時には逃げても良いと私は思います。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。
おわり